K Y O T O
スライドショーの未来形
写真と音楽の新たな出会い
04 / 12 / 2016
港千尋×三木学×谷本研×木村利行
「スライドショーの未来形―写真と音楽の新たな出会い」
「PhotoMusic」(音楽自動生成スライドショーシステム)
リリース記念スライドショー&トークショー
日時 :2016年12月4日(日)16時~18時
会場 :MEDIA SHOP
会費 :1,500円(1drink付き)
場所 :MEDIA SHOP 〒604-8031 京都府京都市中京区河原町通三条下る大黒町44
Web:http://www.media-shop.co.jp/talk_event/photomusic/photomusic.html
トークショー: 港千尋(写真家・著述家)×三木学(編集者・色彩研究者)×谷本研(美術家・デザイナー)×木村利行(Webデザイナー) ※作家本人解説作品あり。
スライドショー作品上映作家: 港千尋(写真家、著述家、映像人類学者)/ 勝又公仁彦(美術家、写真家)/ 佐久間里美(写真家、アーティスト)/ 武田陽介(写真家、アーティスト)/ 澄毅(写真家、アーティスト)/ 中屋敷智生(画家、アーティスト)/ 山本聖子(アーティスト)/ 田中和人(写真家、アーティスト)/ 鈴木崇(アーティスト)/ 山内亮二(写真家)
デジタル写真やスマートフォンが当たり前の時代になり、撮影だけではなく、事後的な作品制作プロセスも大きく変化しています。 具象と抽象、写真と絵画、自己と他者、平面と立体の境界も曖昧になり、横断的な作品が世界中で増えています。
そのような写真の新しい潮流の中で、3次元化する表現の流れがあるとすれば、一方で映像化する表現の流れがあるといえます。写 真の映像化の中で古典的手法であったスライドショーも、デジタル環境によって大きく変化しており、フィルム時代のアナロジーが 通用しなっているため新たな形態が模索されています。中でも映像化に伴う時間軸の獲得は、それに見合った音楽が不可欠になりま す。しかし、ビジュアルアーティストが個人で音楽まで作ることは困難でした。
PC用ソフトウェアである音楽自動生成スライドショーシステム「PhotoMusic」は、写真家や画家などのビジュアルアーティストが、 映像制作をするため必要な音楽を画像情報から変換、自動生成、さらに視覚的な作曲操作による最適化を実現し、デジタル時代の新 しいスライドショー表現を可能にしました。
開発にあたって複数の知識と技術を必要とするため、写真の色彩分析や共感覚研究などを参照しつつ、写真家、編集者、音楽家、デ ザイナー、プログラマーの共同チームで取り組みました。
今回、開発チームがスライドショー表現の考察やPhotoMusicの可能性、新たな写真と音楽との関係、今後の展望を語るとともに、中 堅から若手まで、現在、内外で注目されているアーティストに委嘱し、ソフトを使って制作してもらったスライドショー作品を鑑賞 しながら、それぞれの作品に秘められている可能性について語ります。
開発に当たって写真家・著述家で、2007年、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館のコミッショナー、あいちトリエンナーレ2016芸術監 督など国際的なキュレーターとしての経験も豊富である港千尋がスーパーバイザーとなり、ソフト開発のディレクターを色彩研究者 でもある三木学が担当、音楽生成のアルゴリズムをDOZAN11、ロゴデザインを谷本研、UIを木村利行、プログラミング兼プロデュース を南方郁夫(クラウド・テン)が担当しました。 http://photomusic.jp/